熱中症

熱中症
熱中症は、外気においての高温多湿等が原因となって起こる症状の総称。

熱中症にかかった場合の応急措置としては、
経口補水塩またはスポーツドリンクなどを飲ませる。ただし、冷たいものを大量に飲ませると胃痙攣がおきることがあるので注意が必要。また、スポーツドリンクではナトリウム濃度が低いため、病的脱水時にこれを与えると低ナトリウム血症から水中毒を誘発する可能性がある。特に乳幼児等には注意が必要で、経口補水塩の投与が望ましい。

あるいは霧吹きで全身に水を浴びせて、気化熱によって冷やす。霧吹きがないときは、口に水を含んで吹きかけても良い。そのときの水は冷たくなくて良い。一気に水をかけるとショックが大きいので、冷たい缶ジュースや氷枕などを腋のした、またなどの動脈が集中する部分にあてて冷やすのが良い。
涼しい場所で休ませる。木陰、クーラーの効いたところで、衣服を緩めるのが良い。近くにそのような場所がないときは、うちわなどで早急に体を冷やす。

速やかに病院などに連れて行く。躊躇せずに救急車を呼ぶ。移動させるのに人手が必要と思えば大声で助けを呼ぶ。
汗をかいていないとしても、体温が高くなくても熱中症の可能性はある。脱水していれば、汗はかくことができない。

体温調整が出来なくなっているためか、高温多湿の体育館内での運動中などに寒気を訴える場合があり、そういったときは熱中症の兆候を疑ってみた方がよい。

自覚症状で熱中症だと感じることは、まずない。自分で大丈夫だと思っても「おかしい」と思った時にはもう遅いかもしれない。

北九州市小倉の保育園の送迎車内で2歳の園児が熱中症により死亡する事故が発生した。
園関係者は園児がいないことに気づく機会が再三あったにもかかわらず、見逃していたことが分かった。園長は会見で管理体制が不十分だったことを認め、「大変申しわけないことをしてしまった」と謝罪した。

[PR]エステ