キシリトール

キシリトール

キシリトールは口腔内の細菌による酸の産生がほとんどないことから非う蝕性甘味料として知られる。歯の再石灰化を進め、う蝕を防ぐとして、キシリトールが含まれたガムなどが市販されているが、現在の所キシリトール再石灰化促進作用は証明されておらず、また、疑問視されている。現状では非う蝕性であるが抗う蝕性であるとは言い切れない(ガムをかむことにより通常より多く出る唾液による歯の再石灰化効果については別問題である)。

キシリトールは他の糖アルコールの大部分と同様、弱い下剤の働きをする。毒性は知られていない。犬に対してはインシュリン過剰分泌を引き起こし、肝障害や低血糖発作を引き起こすことが知られている

獣医師による研究では犬が摂取した場合、多量のインシュリンを放出し肝機能に影響がでるなど場合によっては生命に危険が及ぶとの報告もある。犬には、タマネギやニンニク同様に、キシリトール入りのお菓子を与えないこと。



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