てんかん

てんかん
は古くから存在する疾患のひとつで、古くはソクラテスユリウス・カエサルが発病した記録が残っている。また、昔は「子供の病気」とされていたが、近年の調査研究で、老若男女関係なく発症する可能性があるとの見解も示され、80歳を過ぎてから発病した報告例もある。

てんかんの症状として、昔から「てんかん=突然倒れて、泡を吹く病気」とされてきたが、近年の研究の成果により必ずしもそうではないことが判った。しかし、啓蒙活動が足りないせいか偏見によるものか定かではないが、未だに「てんかん=突然倒れて、泡を吹く病気」と認識している人が多い。


てんかん発作に伴う主な症状は、強直性、間代性などの不随意運動、つまり痙攣(けいれん)であるが、痙攣を伴わない発作もある。また、意識障害として突然意識を失う・記憶が飛ぶ・急に活動が止まって昏倒する場合もある。ただし、大半の発作は一過性であり、数分〜十数分程度で回復するのが一般的である。


発作に拠って影響を受ける部分は、主に意識と随意運動で、呼吸や瞬き・瞳孔反射といった通常の場合における不随意運動はあまり影響されない。


疾患の原因は脳の損傷や神経の異常とみられているが、多種多様な誘因があるとされ、根本的な原因を特定するのは難しい。また、発作症状については一人一人異なるため、似た症状の患者はいても全く同じ発作症状の患者は無に等しい程多種多様であるため、治療も症状同様、十人十色で難しい疾患である。



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